北海道ツーリングに行ったら、どこに泊まる?どんな宿があるの?って話です。
ツーリングで泊まるところっていうと、キャンプ場、ライダーハウス、旅人宿(ゲストハウスやユース、とほ宿など)、健康ランドにホテルや旅館って感じですね。
(料金の安い方から並べてみました。)
北海道ツーリングに限った話ではないのですが、ライダーハウスやとほ宿は北海道以外ではかなり少ないですね。
今回は、それぞれの宿の概要と料金の目安についてまとめました。
ライダーハウス
略して『ライハ』。
北海道ツーリングで泊まるところといえば『ライダーハウス』ってくらいのイメージをわたしは持ってます。
何せ『ライダー』って名前が付いてますからね(´▽`)
施設によっていろいろ違うんですが、基本は、「相部屋、雑魚寝、寝袋&マット持参」って感じです。
料金は、無料のところから高くても千円台。2千円はしないくらいで泊まれます。
ツーリングをしているライダーやチャリダーが多いので、情報交換もできますし、仲良くなることもあります。
オーナーさんが、本業として食堂や土産物屋を経営してたりするところでは、その食堂で食事できるし、カニ買ったらそれが夕食兼宿代だったりとか、メロン食べ放題のライダーハウスとかもあります。
食事ができるところもあるし、外で食べたり、買ってきたリするしかないところもあるし、いろいろです。
寝袋&マット持参って書きましたが、布団がある施設もあったりします(有料も場合もあります) 。
無いところの方が多いと思いますので、ライハを泊まり歩くつもりなら寝袋とマットは持って行きましょう。
わたしが初めて行ったときは、「寝袋がいる」ってことしか知らんくて、寝袋だけで行ったから、マットの必要性を痛感しました。
快適な睡眠を目指すなら、寝袋はホームセンターの安いやつじゃなくて、アウトドア用のそこそこなやつを。
マットは1cm以上あるウレタンマットがおすすめです。
お金に余裕がある人は、エアマットの方が快適ですよ。
(ホームセンターの激安寝袋にマット無しで行った経験者より)
ライダーハウスは格安の宿です。これってほぼボランティアですよね。
夏の期間しか客は来ないし、来たって激安で宿としての利益なんて少ないでしょう。
実際に、自治体などが町おこしの一環として運営している施設もあります。
えーと、何が言いたいかったいうと、
マナーを守って、「激安で泊まらせてもらってる」ってことを忘れるな!
ってことです。
夕方くらいにはライハに到着するようにしましょう。
もし遅くなるようなら事前に連絡を。
早朝・深夜はエンジン音に注意!近所迷惑にならないようにね。
ゴミの分別マナーはしっかり守ってね。
他の宿泊者の迷惑にもならないように。
とにかく、激安のライダーハウスですから。ホテルちゃうねん。
ライダーハウスの情報は、場所については「ツーリングマップル北海道」で確認するのが一番わかりやすいかな。
料金とか、どんな感じとか、詳細情報については、「北海道ツーリングパーフェクトガイド」(本)や「はちのす」というキャンプ場やライダーハウスのポータルサイトが便利です。
昔の「0円マップ北海道」が、たくさんのライダーハウスの詳細情報をまとめて見れて良かったんですが、2012年の号で廃刊になっちゃってて、中古本がバカ高い
その後閉鎖されているライハもあるので、なかなかすべての情報がまとまっているものがないんですよね・・・。
旅人宿・ゲストハウス
男女別相部屋のドミトリースタイルの部屋(もちろん布団あり)で、素泊まり2、3000円くらいの旅人向けの宿です。
食事に関してはいろいろで、できないところもあるし、食事付きで泊まれるところもあるし、オーナーさんが飲食店を経営している場合もあります。
トイレやシャワールームなどは共有で、リビングや談話室的なところで他の旅行者と交流ができます。
じゃらんnetや楽天トラベル(北海道のゲストハウス)で予約できるゲストハウスもあります。
(じゃらんは検索結果のリンクを貼れなかったので、「ゲストハウス」でキーワード検索してエリアを北海道にしてください)
とほ宿やユースホステルに属していないゲストハウスは↑こういうサイトで探すしかないのかな。
ツーリングマップル北海道に載ってるところもありますね。
とほ宿
北海道を中心に全国に広がる「とほネットワーク旅人宿の会」に参加している宿。
ドミトリースタイルの部屋があり、アットホームなイメージ(個室がある宿もあるそうです)。
食事つきの宿泊プランもあって、1泊2食付きで3000円~6000円くらいだそうです。
予約が必要なのでなかなか利用してこなかったんですが、今後はとほ宿にも積極的に泊まりたいなぁと思ってます。
とほ宿のオーナーさんたちは旅人の方が多いそうなので、同宿の旅人だけでなく、オーナーさんとの語らいも楽しそうです。
(とほ宿公式サイト→https://www.toho.net/)
ユースホステル
国際ユースホステル連盟に加盟している宿。発祥はドイツで、世界中にあります。
ユースホステルの会員だと、素泊まり3000円くらいだそうです。
(非会員はプラス600円。宿泊時に入会も可能)
礼文島にある桃岩荘は昔ながらのユースホステルで、北海道(日本?)三バカユースとしても有名で、夕食の後にミーティングがあるとか。しかも酒は禁止・・・。
ユースっていってもいろいろなんですよねぇ。
その地域ならではの体験プログラムや観光案内を行っているところもあります。
礼文島の桃岩荘では、「愛とロマンの8時間コース」・・・。
石川に行ったときに偶然の成り行きでユースに泊まったことがあります。
当日の夕方連絡したのですが、ラッキーなことに、当日キャンセルした人がいたらしく、夕食を食べることができました。
しかも、オーナーのおっちゃんがその日に漁で獲ってきた新鮮な魚介類
めっちゃおいしかったです。
予定がしっかり決まってるなら、ユースやとほ宿もいいですよね。
当日の夕方に宿を決めることが多く、電話が苦手なわたしはなかなか泊まれないんですけどね
(日本ユースホステル協会→http://www.jyh.or.jp/)
健康ランド
朝まで仮眠できるスーパー銭湯(仮眠室があります)。
お風呂は広くていっぱいあります。
値段は、入浴料と、(朝までいるので)深夜料金がプラスされて、2000~3000円くらいです。
予約なし、夜中に到着してもOKなので、北海道以外のツーリングでもよく利用してます。
仮眠室はだいたい男女別ですが、いっぱいになると共用部分で毛布を敷いて寝ることになったりもします。
毛布はどこの健康ランドでも用意されていますが、敷マットがあったりなかったり。
無い場合は毛布を半分に折って敷マット的に使い、もう一枚の毛布を掛けて寝るって感じにしてます。
リクライニングチェアでそのまま寝てしまうことも。
道内、特に道北・道東にはないし、北海道ツーリングで利用することは少ないんですが、現在運営中の健康ランドをピックアップしておきます。
・旭川健康ランド
・旭川高砂台 万葉の湯
・天然温泉 岩見沢ゆらら
・ふとみ銘泉 万葉の湯(当別町)
・ゆうばり温泉 ユーパロの湯(夕張市)
・新千歳空港温泉
・湯の郷 絢ほのか 札幌清田
・ていね温泉 ほのか(札幌)
・湯けむりの丘 つきさむ温泉(札幌)
・モエレ天然温泉 たまゆらの杜(札幌)
・こみちの湯 ほのか(札幌) ※女性専用。駐車場無し!
・小樽温泉 オスパ
・函館健康センター湯都里
ホテル・旅館
意外と安いビジネスホテルもあるので、ゆっくりしたいときは泊まることもあります。
あと、風邪ひいたとき(笑)
キャンプは悪化するし、ライハやドミトリーは他の人にうつしちゃったら申し訳ないので。
大きな都市ではビジホの方が、歩いて出かけてお酒飲んだりもしやすいですね。
ライダーハウスは場所が限られてるし、バイクでお店に行くならお酒は飲めないし。
安いところだと1泊3000円くらいで泊まれます。
→じゃらんnet・楽天トラベル(北海道のビジネスホテル)
キャンプ場
北海道は、快適なのに無料or格安のキャンプ場がたくさんあります。
人気のキャンプ場にはライダーも多いので交流することもできます。
何より、数が多いのでライダーハウスだけを泊まり歩くよりも動きやすくなります。
わたしはコレ↑が理由で、とりあえずテントを持って行くことにしたのがキャンプにはまったきっかけでした。
キャンプをするためには、キャンプ道具がないと無理なので、初期投資が必要ですが、最低限のキャンプ道具なら2、3万円で十分そろえられます。
(参考→キャンプツーリング初心者のための必要最小限道具(持ち物)一覧)
1回の北海道旅行(道内5泊くらい)だけのためにキャンプ道具を揃えると、宿泊まった方が安いんじゃない?って感じですが、他でもキャンプするなら元は取れます。
わたしは元々、「バイクで北海道に行きたい。キャンプもしたい。」と思っていたので、遅かれ早かれキャンプはしたんだと思います。
きっかけが、「1日で小樽から稚内まで行けるやろか?ライハないところで夜になってしまったらどうしよ?」って不安から、「とりあえずテント持ってくか」って感じでしたが(笑)
で、実際キャンプをしたらはまっちゃったわけです
眺めがいいキャンプ場も多いんですよねぇ。
景色にやられた感もあります。しかも安いし、快適なとこ多いし。
北海道には素敵なキャンプ場がいっぱいあって、まだまだキャンプしたいところだらけなんですよねぇ。
ライダーハウスや旅人宿も楽しいですが、キャンプもいいです。
両方に泊まりながら旅をするのが最高かな。
あとがき
お金をあまり持っていない学生の頃から北海道に行ってたので、「北海道ツーリングの宿=ライダーハウスorキャンプ場」って感覚が強いです。
安いし、同じように北海道を旅するライダー・チャリダーに出会えるので楽しいし。
予定をきっちり決めずに走ってたってことも大きいですね。
キャンプ場やライハなら、当日の夕方に宿泊地を決めても大丈夫ですからね。
(混んでそうなライハには、決定した時点で念のために電話することもありますが)
今後は、とほ宿に泊まってのんびりもしてみたいんですよねぇ。
もちろん、息子と一緒に北海道でもキャンプしたいし
次に北海道を旅するときは「北海道でキャンプ&とほ宿」かなぁ。