バイク - カブ(ホンダ)

リトルカブ歴10年以上、カブの魅力と注意点を語る。スーパーカブとリトルカブの違いを追記

リトルカブ歴10年以上、カブの魅力と注意点。スーパーカブとリトルカブの違い
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ホンダのリトルカブ(Little Cub)に乗り始めていつの間にか10年以上たっていました。
わたしが初めて乗ったバイクであり、一生手放さないと誓ったバイクでもあります。

通勤、通学はもちろん、北海道や四国などにロングツーリングにも行きました。
荷物満載でキャンプツーリングもしました。

「こういうとき、カブちゃんはつらい(>_<)」って思うこともありましたが、それもかわいさになってしまうほど魅力いっぱいのバイクです。

今回はそんなカブちゃんの魅力を存分に語りつくしました(長いです)。
(スーパーカブ・ハンターカブ・クロスカブにも共通するところが多いです)

※スーパーカブとリトルカブの違いについて追記しました(2021/10/14)

リトルカブを購入することに決めた理由と実際どうだったか

かわいい(リトルカブ限定。ハンターはかっこいい)

リトルカブはかわいいですよねぇ
デザイン最優先で決めたわけではないんですが、最終候補に残っていたのが、リトルカブ・エイプ・ズーマーだったので、そこそこデザインも重視してました。

リトルカブはスーパーカブをちょっとサイズダウンしたバイクですが、スーパーカブよりも全体的に丸みを帯びたデザインでかわいいんですよねぇ。
スーパーカブの方がちょっとシャープな感じ。

まぁ、今となってはスーパーカブはタイカブ寄りのデザインになってしまっているので・・・。
(2017年末からモデルチェンジしてカブらしいデザインに戻ってきました)

カラーリングは時代によってラインナップが違ったり、記念モデルとかあったりするんですが、わたしが購入したときは赤とか黄色とかあって、これがまたかわいかったんですよねぇ。

その前にたしか青×水色みたいなモデルもあって、青好きなんでそれもいいなぁと思ったんですが、わたしが買うときには残念ながら終了していました。

で、赤にしようか黄色にしようか迷っていたんですが、大学の学食前の駐輪場に赤いリトルカブが2台並んでいるのをたまたま見かけて、「赤多い!黄色にしよう!!」と決めました。

結果的には、黄色にして本当によかったです。
青空に映えるんですよねぇ(´▽`*)

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ね?かわいいでしょ?(親バカ)
ちなみに、レッグシールドを白の半透明なヤツに変えてサイドカバーも白く塗ってます。

レッグシールドはいつぞやの限定リトルのパーツです。もう買えないだろうなぁ。
白の半透明と黄色だから、ゆで卵みたいでつるんとしてかわいいんですよ(親バカ②)

ちなみに、ハンターカブも持っていますが、ハンターカブは「カッコいい」ですね。
カブ好きにしか「カブ」って認識されませんが

燃費がいい

カブの燃費の良さは本当にすごい。
カタログ値だと約110km/L。半端ないよ!超経済的!

ちなみに、エイプが93km/L 、ズーマーは75km/L。
(↑この燃費、現行モデルのスペックなんですが、昔はリトルでも130km/Lとかありました。実際の燃費はわかりませんが、カタログ値はキャブ式の方が燃費が良かったみたいです。)

実際に走ってみると、リトルカブは街乗り(通勤・通学)で60km/Lくらいでした。
街乗りといっても田舎なのでゴーストップは少ないと思われます。
北海道ツーリングだと70km/Lを超えます!

カブのガソリンタンクは4Lですが、燃費がこれなんで、満タンで200km以上は余裕で走ります。

購入した当時は大学生でしたからね、ガソリン代が安く済むのは良かったですね。
その分遠くに行くこともできるし、観光を楽しんでもいいし、おいしいものを食べてもいい。
お得です

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乗りやすい(足付き、取り回し、乗り心地)

スクーターに乗るのが苦手です。
両足を揃えて乗るってのがどうにも落ち着かん
足を開いて乗ればいい?でもあの小さいタイヤも落ち着かんのよ。
なんかカーブを曲がって途中ですっ飛んで行ってしまいそうな恐怖感が

その点カブちゃんは安心して乗れるんですよねぇ(´▽`)
リトルカブは14インチのタイヤなので、スーパーカブよりは小さいですが、それでもスクーターよりは大きくて、足もまたがって乗る感じになるので、すごく乗りやすい。

身長157㎝の私にはスーパーカブは実はちょっと大きくて、リトルカブがぴったりです。
足も着きやすい、取り回すのにもちょうどいい。

我が家にはスーパーカブもハンターカブもありますが、わたしが一番乗りやすいのはやっぱりリトルですね。
ハンターは、走り出しちゃえば気にならないんですが、止まったときや降りたときの取り回しはやっぱリトルの方が楽です。

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ただし、身長の大きな人や男の人にはリトルカブは窮屈かもしれません。

特に、走ってるときね。ギアチェンジの時とか。
大きい人にはスーパーカブの方がちょうどいいかと思われます。

ギアチェンジが楽しい。クラッチないから楽。注意も必要でした。

車の免許、マニュアルです(笑)
ギアがあるの方が運転は楽しいんですよねぇ。

カブは自動遠心クラッチなので、クラッチ操作はなくて、ギアをガッコンと踏むとギアチェンジできます。

運転する楽しさはクラッチ操作も必要なバイクの方がさらに楽しいんですが、まぁ初心者でしたので、ガッコンて踏むだけでも十分楽しそうだし、クラッチ操作をミスってエンストとかもないから、いいかなぁと思ってました。

実際にカブに乗ってみて、十分楽しかったですね。
クラッチ操作がないので、発進時に左手を使う必要がなく、そば屋の出前とかで活躍できるわけです。

わたしはカブが最初のバイクだったので、特に気にせずカブの運転方法を習得しましたが、普通のバイクのギアチェンジになれている人は、カブのギアチェンはやりにくいかもしれません。
シフトアップ&ダウンのやり方が全然違いますからね。

でもまぁ、わたしはカブに乗りながら二輪の免許を取ったし、W400にも乗ってるので、慣れれば大丈夫だと思います。

むしろ、リトルカブとハンターカブのシフトアップ&ダウンが逆なんですよね
こっちの方が危険です。

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ギアチェンジのときのポイントを2つ。

1つ目。
走行中にシフトダウンしたいときは速度を十分に落としてからシフトダウンしましょう。
エンジンブレーキがかなりかかるので、スピードを落としていないとけっこう衝撃を感じます。バイクにも悪い。

スピードが落ちきってない状態でシフトダウンする場合は、「ガッコン」の「ガッ」と「コン」の間(ギアを踏んだ状態)のときに軽くアクセルを空ぶかししてから、気持~ちゆっくり「コン」と繋ぎます。
空ぶかしなしで繋ぐよりはスムーズに繋ぐことができます。

2つ目。
こちらはやらかしちゃったら怪我をするかもしれないので、気を付けてね。
それは、停止している状態から、「発進!」と思ってアクセルを開けたらギアがニュートラルのままで空ぶかしになってしまった→「1速に入れなきゃ!!」と焦ってエンジンが回転している状態で1速にシフトアップ!
⇒ウィリー!!!

前方に何かあったら突っ込むしね、登り坂でやっちゃったらカブごとバックドロップしちゃうかも?
わたしは駐輪場の壁に突っ込みそうになりました(一一”)

大泉さんは「安全第一」と書いてある看板に突っ込んでいきましたね(by水曜どうでしょう)

だるま屋ウィリー事件

(参照 : 水曜どうでしょう 「72時間!原付東日本縦断ラリー」より)

これは本当に要注意です。
焦る必要はありません。スロットルを戻し、エンジンの回転数が落ちてから1速に入れて発進しましょう。

リトルカブとハンターカブに乗っているとギアチェンジが逆なので、「シフトアップ」のつもりが「シフトダウン」してしまうことがあります。
ダウンのつもりがアップになっちゃったってのは全然問題ないんですが、アップのつもりのダウンはやばい!

そして、たいてい「ガッ」と踏んでから気付くんです
でも踏んでる最中に気付いたらラッキーで、踏んでる間はニュートラルなので、そのままスーッと路肩をゆっくり進みながらブレーキで、速度が落ちるのを待ちます。
踏んじゃったら繋ぐしかないので、繋いでも大丈夫な速度まで落とすってことです。

もし、気付かずに「ガッコン」と繋いでしまったら?
・・・ものすごい勢いでエンブレがかかります。ウィリーの方が危険ですが、激しいエンブレも冷や汗もんです

丈夫だし、何かトラぶっても何とかなりそう・・・。

カブは世界で一番売れているバイクです。
日本では、郵便屋さんや新聞屋さんなどでも使われていますよね。

毎日走って届けることが仕事の人に使われているビジネスバイクなわけですから、丈夫さはかなり信頼できるでしょう。

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「カブはエンジンオイルがなくても走れる」という都市伝説的な話を聞いたことがありますが、実際にほぼオイルなしで走ったことがあります
気付いたらオイルなくなってました

オーバーヒート気味で調子悪いなぁって気付いたんですが、ツーリング中で、もうちょっとで家だしなぁと思って休み休み家まで帰ってしまいました。

後で確認してみたら、エンジンオイル空っから!速攻オイル入れましたよ。
その後は何でもなかったように普通に走っています。

ただでさえ丈夫なカブちゃんですが、さっきも書いたように郵便屋さんや新聞屋さんで使われているんですよね。
だから、日本中でカブがない町はないんじゃないかと思っています。

なので、もし何かトラブルがあったとしても、近くの町まで行けば何とかなる・・・はず。

チューリッヒのロードサービスなら無料でレッカー100kmですからね、北海道の町から離れたところで動かなくなっちゃっても100kmあれば最寄りの町まで行けるでしょう。

そして、カブならそんなに大きな町じゃなくてもきっと何とかなる!・・・はず。
(参考記事:バイク保険のロードサービス比較

ただ、実際に大きなトラブルってあったことないんですよね。

パンク?!ってなった時は、最初から履いてたタフアップチューブのおかげで空気が漏れることなく、そのままツーリングを続けられたし、ヘッドライトの電球が切れたときは対向車には申し訳ないけどハイビームで走って次の町のバイク屋さんで交換したし、オイルなかったのに家まで走っちゃったし。

カブはやっぱ丈夫です。
とりあえず日本なら何かあっても何とかなる。ってわたしは信じてます。

実際に乗ってみてわかったこと(↑以外で)

積載力無限大

がんばればこんなに積める?!

ベトナムのカブ荷物すごいの積んでるヤツ

(参照 : 水曜どうでしょう「原付ベトナム縦断1800キロ」より)

いや、日本でこんなに載せたら捕まりますけどね(笑)

ノーマル状態のリトルカブは特に積載力が高いわけではありません。
でも、フロントキャリアを付けてカゴを付けたり、ベトナムキャリアを付けたり、リアキャリアを大型のものに交換したりするとどんどん積載力がアップします。

積載力が最強なのはプレスカブですね。
リアキャリアは特大だし、フロントバスケットも付いています。
で、フロントバスケットの前にヘッドライトが付いてるんです。これがナイス!

どのカブでもフロントキャリアを付けてカゴを装着することはできるんですが、カゴに荷物を満載したり、カゴの材質?次第ではライトが近いところを照らせなくなっちゃうんですよね。
でもフロントバスケットの前にもう一つヘッドライトが付いてればどんなに積んでも問題なしです(^^)b
さすが新聞配達用ですね。積載力は抜群です。

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うちのリトルカブは、ベトナムキャリアを装着していて、旅に出るときにはリアキャリアを大きいものに変更してました。

リトルのキャリアは小さくてかわいいですが、荷物を載せるにはせめてスーパーカブのキャリアぐらいの大きさが欲しい。

ただし、荷物満載になるとリアサスが簡単に底を突くようになります。
なのでリアサスをスペシャルパーツ武川 リアショックアブソーバーに変えました。
結果、底を突くことはなくなりましたが、ロングツーはおしりに厳しくなりました。

黄色じゃないのもあります。

純正の方がおしりにはやさしいので、荷物満載ロングツーリング以外は純正に戻してます。

カスタム無限大

カブっていったらお仕事仕様かじぃちゃんばぁちゃんが乗ってるバイクってイメージだったから、カスタムとかあんまり考えてなかったんですよねぇ。
リトルカブはもともと形がかわいくなってるし、色もかわいいのがあるし。
カスタムっていったらカブラくらいなイメージでした。

でも、カブに乗るようになって、他のカブ乗りの人と交流したり、カフェカブに行って、「これカブ?!Σ(゚Д゚)」ってのに出会って、「カブってその気になったらすげーカスタムできるのか!」って知りました。

カブオンリー vol.2」でもこんなカブが!

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すごいカスタムされていても、サイドカバー辺りはカブらしさが残ってるものが多いですね。

わたしはリトルの丸っこい感じが好きだし、レッグシールドもけっこう好きなんで、大きくカスタムする気はないんですが、カブにあんなにカスタムの可能性があるなんて知らなかったからビックリしましたね。

現在の最新刊↓(2021/10/29にvol.11が出ます)

 

カブちゃんの残念なところ&不便なところ

遅い

50ccなので、速くないのは当然ですが、同じ50ccのスクーターよりも遅いです。
北海道とか行っちゃうと、広いところでは遠くの方の景色まで見ながら走るんですが、見えてる所までなかなかたどり着きません(^^;

でも、カブちゃんの旅はのんびりスピードなのがいいところです。
これは、その後ハンターカブ(110cc)、W400と乗るようになってわかったことですが、スピードが出るバイクでは「あっ、ここ面白そうorいい景色!」とか思ったときに停まれません。
50ccのカブのスピードであれば、ちょっと気になるものを発見したときにすぐに停まれます。

それと、走っている最中に見えている景色の情報量が違う気がします。
排気量が上がって、スピードが速くなるごとに「見えてるものが少なくなってるような・・・」と感じています。

まぁ、北海道ならめっちゃ広いんで、カブちゃんはゆっくり過ぎるかもしれませんが、リトルで旅をする時が一番いろんなものが見えているのは間違いないと思います。

非力。急な坂道はつらい

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うちのリトルが3速だからでしょうか、きつい坂道はかなり苦手です。
リトルはセル付きなら4速なんですよね。4速の方が少しは楽なのかなぁ・・・。

林道的山道を登っていくと、1速でも登れなくなって、降りて歩きながらカブちゃんは1速で登るということを何度かしたことがあります(一一”)

日光のいろは坂に行って、途中でリトルで来たことを後悔しました(^^;
いろは坂は一通なので、いったん登り始めたら中禅寺湖まで登らなくてはならず、途中で引き返すことができません。
行くしかないので頑張って登りましたが、あれ一通じゃなかったらたぶん引き返してたな(笑)

他の車が普通に登っていくところを、リトルだと20km/hくらいでしか登れないので辛かったですね。
めったに車の通らない林道なら押しながら登ったって別にいいんですけどね。

いろは坂はさすがにきつかったですが、交通量が少なくて時間にも余裕があれば、ゆっくりでしか登れないカブちゃんでも、「がんばれー!かわいいぞー!!」と思ってしまう親バカです。

景色もゆっくり見れるからいいんですけどね。
いろは坂は交通量が多いだけに、ゆっくりぽえ~っと走っていられないんですよねぇ(一一”)

横風には弱い

カブの車体は軽いです。しかもレッグシールドが付いています。
レッグシールドのせいかどうかはわかりませんが、横風の影響をもろに受けます。

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リトルに乗り始めたころは滋賀にいたので、湖岸道路をよく走っていたんですが、琵琶湖の湖岸って、けっこう風が強い日があるんですよ。
多少風が強くても普通に走ってるだけなら大丈夫なんですが、ちょいちょいトラックに追い越されるわけです。
これがやばい。

トラックに追い越され始めるとき、まず外側(歩道側)に押し出される感じの風を受けます。
頭の部分が過ぎた後くらいに、トラック側に吸い込まれる感じの風を受けます。・・・ん?風を受けているのか、デフォルトで吹いていた風を受けなくなったからそう感じるのかよくわかんないです。とにかくトラック側に吸い寄せられそうになります。

トラックが完全に追い越した後には、再び琵琶湖からの風を受けます。
トラック側に引き込まれる感じがやばいですよねぇ。

常にミラーで追い越されチェックをしながら、追い越されるときにはそういう動きになるってことを身構えて走ってました。

また、トラックがいなくても猛烈な突風が吹いて車線の端から端まで流されたこともあったなぁ(^^;
対向車線まで行かずに戻れてよかったけど、車に抜かれてる最中だったらやばかったね。

旅の大荷物を載せるとバランスが変わる

これはカブちゃんだけじゃなく他の原付など車体重量の軽いバイクなら同じだと思いますが、荷物を満載にすると明らかに重心が高くなってバランスが変わります。

普段あまり荷物を積まずに走っていて、旅の時にドーンと荷物を載せると曲がるときの感覚とかかなり変わるので注意が必要です。

これは、「重心が変わってるぞ!気を付けて走ろう!」と注意して走っていれば、だんだん慣れてきます。
慣れてしまえば、こういうもんだって感じで走るので気にならなくなります。

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ハンターカブになったもこの影響はまだありましたが、W400になったときはほとんど感じなくなりました。

Wは横風の影響もよっぽどじゃないと気にならないし、簡単に風にあおられる感じはしません。
W400は車重がかなり重いですからね(笑)

この辺は安全運転にかかわることなので、気を付けた方がいいですよねぇ。
まぁ、慣れれば対応できます。

リトルカブとスーパーカブの違い

すでにちょいちょい書いてありますが、リトルカブとスーパーカブの違いについてまとめておきます。

主な違いはサイズと外観デザイン。

リトルカブはちょっと小さくしてかわいくしたスーパーカブです(*ˊᵕˋ*)

※スーパーカブは2012年のフルモデルチェンジ前のモデルで比較しています。

スーパーカブとリトルカブ、最大の違いはタイヤサイズ

スーパーカブは17インチのタイヤを履いていて、シート高が735mmです。

リトルカブは14インチのタイヤでシート高705mm。

たった3cmですが、この3cmの違いで身長の低い人には断然乗りやすくなるんです(๑•̀ㅂ•́)و✧

タイヤサイズを小さくするとタイヤの許容荷重的に同じタイヤ幅では足りなくなるようで、リトルカブのタイヤはスーパーカブより少し太いものになっています。

ホンダの市場調査の中で、カブを乗り継いできた高齢の方から「カブは新しくなるたびにシートが高くなる。それでは乗りにくくなって困る」という意見があったそうで。

実際は、カブのシート高はずっと同じなんですが、加齢による姿勢の変化や身長の低下、買い替え直前の乗り慣れたカブはシートが多少ヘタってるから新車が高く感じてしまったのかも。

スーパーカブは170cm前後の人がターゲットで、リトルカブは160cm前後の人をターゲットにしているそうです。

タイヤサイズを「17インチ→14インチ」に変更することでシート高を下げ「スーパーカブはちょっと大きいんだよな(˘•ω•˘)」という人にちょうどいい高さのカブが誕生したわけです。

ちなみに、身長158cmのわたしにはまさにリトルカブがジャストサイズ!\(*ˊᗜˋ*)/

ハンドルまわり、ヘッドライトの位置が違う

スーパーカブとリトルカブのフレームボディは同じものを流用しています。

タイヤが小径になったことで、全長も少し短くなっています。

ハンドルの位置を低くすると乗りにくくなってしまうけど、ヘッドライトの位置を下げるとコンパクトに見えるようになるそうで、ヘッドライトを下げてハンドル位置を下げないようにした結果、初代カブC100に似たカモメハンドルになっています。

丸みがあって、ウインカーもスーパーカブより小さくてかわいく、ちょっとお洒落な感じ?

わたしはこの丸っこさがかわいくて好きです(*ˊᵕˋ*)

ハンドルの高さもステップの高さもほぼ同じですが、ハンドルの位置がスーパーカブより少し手前に来るので、身体の大きな人にはちょっと窮屈になります。

小柄な人向けのリトルカブ、普通以上の大きさの人向けのスーパーカブ。ということで、割り切って小柄な人にちょうどいいサイズになってます。

レッグシールドが違う

スーパーカブのレッグシールドはレッグシールドの一番上の部分から足を覆うところがありますが、リトルカブのレッグシールドはちょっと下から始まっていて、全体的に丸みがあり、ほんの少しサイズが小さいです。

取り付けるフレームボディーは同じなので、リトルカブのレッグシールドをスーパーカブに付けることができます。

ただし、リトルカブはライトが少し低い分レッグシールドも少し短いので、リトルのレッグをスーパーカブに付けるとハンドル側の部分に少しスペースができてしまいます。

うちのリトルカブ、レッグシールドを半透明のものに変更していますが、実はこれ、スーパーカブの人がカスタムしてたのを見てまねさせてもらいました!
半透明のレッグシールドがかわいかったんです(*ˊᵕˋ*)

リアキャリアとサスセッティングが違う

スーパーカブは二人乗りも考慮したサスセッティングになっているけど、リトルカブは1人乗りに特化してソフトなサスセッティングになっているそうです。

どうりで荷物満載でツーリングに出たら大きめの段差でサスが底を付いてしまうわけです(^-^;

そして、リアキャリアも小さい!

かわいくていいんですよ。色もボディのカラーリングに合わせてあるし。

ちょっとした荷物を載せるなら十分ですが、大荷物を載せるには不向きです。

スーパーカブやプレスカブのキャリアを取り付けることが可能なので、大荷物を載せてツーリングに行くときはキャリアを変更しましょう!
(現行のカブはフレームボディが変わってしまったので、キャリアが流用できません。2011年以前のスーパーカブに付けられるキャリアならOK)

「ちょうど小さい”カブ”」になるように色々細かな変更が

その他、パッと見目立たないけど、タイヤが小径になりフレームボディが下がったことで最低地上高が下がってしまうし、バンク角が確保出来なくなってしまうので、メインスタンドとかステップ周りとかキックアームとか変更されてます。

ステップに合わせてブレーキペダルとチェンジペダルも変更。

エンジンの最下点にあるドレンボルトとその前に立っているガードリブが段差で当たる可能性があるからスキッドプレートが新しく付いてます。

スキッドプレートのおかげでちょっとオイル交換がしずらいんだけど、守ってくれてるから仕方ないよね(´・ω・`)

初代カタログのキャッチコピーが「乗るひとまかせで、どこへでも。ちょうど小さい「カブ」なんです。」だったそうです。

と、こんな感じですが、もしかしたらまだ書き漏れてることがあるかも。

もっと詳しく知りたい人はこの本↓でどうぞ。

 

リトルカブには一生乗ろうと思ってます。

リトルカブの魅力と弱いところを思いつく限り書いてみましたがいかがだったでしょう。

長かった?
そうですね、過去最長の記事になってます(笑)
カブのことをこんなに書いたのは初めてですね。楽しかったです。

わたしは大学の時、一度リトルカブを盗まれました。
幸い数日で見つかって戻ってきてくれましたが、戻ってくるまで、本当にものすごく悲しかった。
すでにリトルカブで北海道ツーリングに行ったあとだったので、思い出がはちきれんばかりに詰まっていたのです。

あの時わたしは、「もう二度と手放さない」と決めました。

その後、ハンターカブを迎え、W400まで迎えてしまいましたが、リトルも未だ健在です。
いや、今はどのバイクにも滅多に乗れていませんし、もしかしたら手放してもっといっぱい乗ってくれる人のところに行った方がいいのかもしれない。
でも、リトルだけは一生手放しません。

もうね、乗ってなくたってリトルが大好きなんです。
息子が生まれて、ほとんど乗れなくなってからは、年末にきれいにして、息子と写真を撮ってます。
リトルと息子の定点観測?みたいな。

今はまだ息子の方が小さくて一人じゃ座れないけど、いずれ大きくなって自分で座ってくれるでしょう。
そんな息子の成長をリトルも一緒に見守ってほしいと思っちゃったりしてます。

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カブならおばあちゃんになっても乗れるだろうしね。
おばあちゃんになってもカブでツーリングしたいなぁなんて思ってます。

そこまで思っちゃってるほどリトルカブが大好きみたいです。
カブちゃんの悪いところも「しょうがないなぁ(´▽`*)」って許せちゃうんですよね。
わたしにとっては相棒でありつつ、ペットみたいで、もしかしたら長男なのかもしれません。

今回は語りつくそうと思って書いたので、かなり長くなりました。
こんなに長いのろけ話を最後まで読んでくれてありがとうございます

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