今回はキャンプ用のストーブの話です。
「ストーブ」っていっても冬に灯油入れてスイッチ入れて部屋を暖めてくれるあのストーブではありません(笑)
アウトドア用のシングルストーブです。
キャンプ用の「ストーブ」は家での「コンロ」と同じですね。
調理用のコンロのポータブル版です。「バーナー」ともいいます。
海外では、ストーブは調理器具も暖房器具も両方を指すそうです。
そういえば、北海道とかで冬に薪をくべて暖を取りつつ、上で調理もできるストーブがありますね。
9月の雨に濡れて寒さで震えていることころを暖めていただきました
こんなやつです↓
はい、話が脱線しましたが、今回はキャンプ用ストーブの話です。
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キャンプツーリング用のストーブは、ワンバーナー(シングルコンロ)がいいです。
これに対して、ツーバーナーというストーブがあります。
ツーバーナーは家庭用のコンロをアウトドアに持ってって感じで、名前の通り、火の出るところが2ヶ所あります。
形もまんま家庭用のコンロに近いので凄く場所を取ります。
どう考えてもバイクに積んでキャンプに行こうとは思えません
ということで、キャンプツーリング用にはワンバーナーです。
こっちは、基本的に、燃料が入った缶に、火の出るところと五徳が一緒になってるものを付けて使う仕様なので、ツーバーナーよりも断然コンパクトになります。
ワンバーナーの中でも、燃料によって種類が分かれます。また、形によっても違いがあります。
まずは燃料について。
これは、以前「カセットボンベを使うSOTOのバーナーが人気」という記事の中でもまとめましたが、もう一度。
キャンプツーリングで使われるワンバーナーは主に、3種類です。
アウトドア用のちびデブな缶(OD缶)を使うタイプのガスバーナー
良い所は、扱いが簡単で火力調整もしやすく、バーナー部は軽量コンパクトなので、パッキングしやすい。
メンテナンスもしやすい。
缶は小さいサイズから大きいサイズもあり、小さいOD缶ならきれいに収納できるクッカーもある。
また寒冷地でも使える高性能なガスもある。
弱点は、バーナー本体ではなくOD缶に関して。
カセットボンベやガソリンに比べて燃料コストが高い。飛行機に乗せられない(本体はOK)。
入手先が少ない(基本はアウトドア用品店。大きなスポーツ用品店やホームセンターにあることもある)。
旅先では使用後のガス缶の処理(廃棄)が困難。←長期キャンプでなければそんなに問題ではないけどね。
スノーピーク(snow peak) ギガパワーストーブ 地 GS-100
卓上のカセットコンロで使うカセットボンベ(CB缶)を使うタイプのガスバーナー
良い所は、扱いが簡単で火力調整もしやすく、バーナー部はそこそこコンパクト。メンテナンスしやすい。
ここまではOD缶とほぼ同じ。
違いは、CB缶はOD缶より燃料コストが安く、日本全国のコンビニや雑貨店などで入手できること。
ただし、そういう普通のカセットボンベはアウトドア仕様ではないので寒冷地には弱い。
飛行機に乗せてくれないのと、旅先での廃棄が面倒なのはOD缶と同じ。
ガソリンを使うタイプのバーナー
レギュラーガソリンが使えるものとホワイトガソリンのみのものがありますが、キャンプツーリングで使う場合は、バイクと燃料を共有できる「レギュラーガソリンが使えるタイプ」がいいです。
良い所は、極寒の地でも火力が強い。燃料が入手しやすく、安い。海外でも燃料の調達が簡単。
弱点は、燃焼音がうるさく、火力調整が難しい。燃料に引火しやすい。
着火させるためのプレヒートやポンピングといった作業が必要で(必要ないモデルもある)定期的なメンテナンスも必要。
ガスのバーナーに比べてサイズが大きいが、ガス缶を何個も持って行くなら大して変わらなくなるかも。
次に、メインでこれだけ!ってわけにはいかないけど、ナイスサブを紹介します。
焚き火&七輪
焚火台だけでは調理はできませんが、網を設置できるタイプのものなら焚き火を楽しみつつ調理もできます。
直火NGのキャンプ場も多いので、焚き火台は必須。
何より燃料がかさばるのが問題かなぁ。現地調達できるってわかってるところならいいんだけど。
炭火で焼くのっておいしいんだよねぇ
固形燃料やアルコールを燃料とするウルトラライト系
本体と燃料を合わせても軽量コンパクトさでは圧倒的です。
「火力弱いんじゃない?」と思っていましたが、ナチュラムの口コミやAmazonのレビューを見ると一応ご飯も炊けるみたいです。
火力の調節は難しそうですが。
キャンプの超初心者の頃、「とりあえずお湯が沸かせるだけのストーブとクッカーは持っておこう」と思ってたので、その時に知ってたら買ってたかもしれない。
今なら、景色のいい場所でゆっくりコーヒーブレイク用とか、キャンプならサブ用かな。
現在(?しばらくキャンプできてませんが)我が家では、OD缶のガスバーナー(スノーピーク『地』)と笑’sの「コンパクト焚き火グリル B-6君」を愛用しています。
ユニフレームの「ユニセラTGミニ」もありますが、B-6君のコンパクトさにやられてお休み中。
ユニセラTGの方が遠赤外線でおいしく焼けるんですが、セラミック部が洗えないし重いんですよね
(ユニセラTG-3ではセラミック部も洗えるようになりました。)
必要十分な火力と大きさで軽量コンパクトってやつが、やはりツーリングでは使いやすいですね。
ちなみに、ユニセラTGミニを買ったときは、ライバルは七輪だったので、それに比べれば全然軽量コンパクト。
「七輪のおいしさがこんなにコンパクトになるならバイクでも持って行けるじゃない」って喜んだものです。
でも、B-6君が現れまして。B-6君のコンパクトさ、収納は美しいんですよ!
ホント、ほれぼれしちゃうんです
これは書いてたら無駄に長くなっちゃうんで、また今度書きます。
ってまた脱線しかけてますが、初めてのキャンプツーリングならやはりガスがおすすめかな。
扱いやすいです。
でも慣れてくるとガソリンのちょっと面倒くさそうなところが気になってみたり…
初めてバーナーを買おうとしてた頃の私に言えるのなら、
「お湯沸かすだけなら固形燃料orアルコールバーナーでいいぞー」と言ってやりたい。
お試しキャンプツーリングなら、それでも十分なんじゃないかなぁと思います。
次に新しいバーナーを買うとしたら、、、、、、超悩むわー
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