バイクでキャンプツーリングに行くと、どうしても荷物が多くなってしまいますよね。
テントに寝袋、マットにランタン(ライト)は最低でも必要ですし、椅子やテーブルもあると快適だし、料理をするならバーナーやクッカーも必要です。
全てのキャンプ道具と着替えなどをバイクに積載するには、大容量のシートバッグが便利です(積載方法としては他にもありますが)。
ということで、キャンプツーリングにおすすめの大容量シートバッグとオフロードバイクの人にもおすすめな防水仕様のシートバッグをまとめました。
Contents
キャンプツーリング用シートバッグの容量の目安とサイズ
キャンプツーリングのシートバッグの容量の目安として、コンパクトなキャンプ道具だったとしても50L以上は必要かなと思います。
何泊するかや季節によって着替えの量が違いますし、キャンプ道具のサイズによってもだいぶ変わってくるので、その辺も考えながら大きめを選んだ方が安心です。
ちなみに、私はキャンプしながらロングツーリングが多かったので、テントと椅子が別積載で45Lのバッグとサイドバッグ(左右合計30L)も使ってます。余計なものも入ってますが余裕があるようにしてます。
また、テントをシートバッグに入れる場合にはテントの収納サイズの長さとシートバッグの幅(内寸)をしっかりと確認しましょう。
収納サイズの長さが50cm以下のツーリングテントが多いですが、DODのライダーズワンタッチテントなど、60cmを越えるテントもあります。
テントを入れようとしたらバッグに入らない!っとことになると困るのでテントを持っているor欲しいテントがあるならテントの収納サイズに合わせてシートバッグを選びましょう。
タナックス/モトフィズのキャンプツーリング向けシートバッグ
タナックス(TANAX)社の「モトフィズ」というブランドなので、タナックスのシートバッグには「MOTO FIZZ」って書いてあります。
公式サイトの商品ページにキャンプ用シートバッグ収納可能テント表のPDFがあるので、自分の持っているor買いたいと思っているテントがシートバッグに入るのかどうかを確認することができます。
キャンピングシートバッグ2
容量は59~75Lの可変タイプ。幅は620~820mm(サイドポーチ含む)です。内寸だと幅が720mm。
大容量のシートバッグの中でも一番幅広のシートバッグです。よくツーリングテントとして使われるテントはたぶん全て収納できます。
上部と両サイドから出し入れできるのでテントなどの長物も収納しやすい仕様です。
グランドシートバッグ
40Lの上部バッグと30Lの下部バッグ(防水ハード構造)を一体化して、合計70Lの容量があるシートバッグです。
それぞれ単体使用も可能だし、下部バッグは単体で「キャンピングシェルベース」という名前で売ってます。
下部バッグは、「キャンピングシートバッグ2」「フィールドシートバッグ」「ミドルフィールドシートバッグ」にも接続可能なので好みの容量に組み合わせて使うのもありですね。
横幅は600mmなので、DODのライダーズワンタッチテント系は入りませんが、多くのツーリングテントが収納できます。
上部バッグは上部と両サイドから出し入れでき、下部バッグは一体成型されたものに蓋が付いた感じなので上部がガバッと開いて長物でも出し入れしやすくなっています。
また、上部バッグと一緒にバイクに積載した状態でも下部バッグを開けることはできるので、荷物の出し入れも可能です。
キャンプテーブルシートバッグ
容量が45Lで、幅が540mmなので、キャンプ用のシートバッグとしては少し小さいですが、このシートバッグ、キャンプテーブルに変身します!
テーブルを買わなくてもシートバッグがテーブルになります。便利ですね。
容量は少し小さめなので、サイドバッグを併用するか、シートバッグの上にさらに荷物を積むことも必要かもしれません。
デイトナ/ヘンリービギンズのキャンプツーリング向けシートバッグ
デイトナのバッグ&ウエアのブランドである、Henlybegins(ヘンリービギンズ)のシートバッグです。
上部のフラップ(蓋みたいなやつ)やサイドにPALSテープがあり、工夫次第で自分仕様にできるシートバッグが多いです。
HB DH-744 キャンプシートバッグPRO / LL
容量が55~70Lの可変タイプ。幅が530~690mm(サイドポケット除く)です。バッグ本体の幅で690mmあるので、たぶんほぼ全てのツーリングバッグが収納可能です。
底にテープがあり、タンデムシートが小さいSS(スーパースポーツ)タイプのバイクでも、シート後端を底のテープに差し込んだ状態で固定すればシートバッグが前にズレない仕組みになっています。
上部と両サイドに取り出し口があるので、荷物の出し入れがしやすいです。
HB DH-719 ツーリングシートバッグ LL
ほぼキャンプシートバッグPROと同じですが、容量が53~70L。幅525~685mm(サイドポケット除く)なので、ほんの少し小さいです。
PROとの違いは、シート底のテープがないことと、サイドポケットとドリンクホルダーのとこ(もしかしたら他にも違うかもしれません)。
SS乗りには「キャンプシートバッグPRO/LL」がおすすめですが、それ以外のバイクならツーリングシートバッグでいいんじゃないかな。ちょっとお値段が安いし。
HB DH-750 シートバッグ システム
最初から77Lの大容量シートバッグで、PALSテープが大量に付いていてオプション(別売り)のポーチを好きなように設置することができます。
初めからポーチとセットになっているバージョンも販売されています。
横幅は550mmなので、ライダーズワンタッチテント系は入りませんが、たいていのツーリングテントは収納できます。
上部と両サイドに取り出し口があるので出し入れは簡単です。
HB DH-734 Tシートバッグ WR / LL
容量55L、幅530mmです。
商品名についている「WR」は「ウォーターレジスタント」で水に対する抵抗ってことですね。防水インナーを装備していて、2時間のシャワーテストではインナー内部への浸水無しだそうです。
外側のバッグやサイドポケットの中は濡れるので、レインカバーがかけられるならかけた方がいいですね。
突然の雨ですぐにレインカバーをかけられなくても中身は濡れないので、慌てなくてすみますね。
横幅が530mmで上部しか取り出し口がないので、サイズがギリギリのテントとかは出しにくいかもしれません。
HB DH-746 トロリーシートバッグ
容量は45Lで、横幅が530mmとキャンプツーリングには少し小さめのバッグですが、このバッグには他のバイク用シートバッグにはない特徴があります。それは、キャスター!
大きなキャスターではないので、キャンプ場では使いにくい地面も多いかもしれませんが、シートバッグにキャンプの荷物を全部入れるとけっこう重いので、「ガラガラと引っ張っていけたら楽なのになぁ」ってずっと思ってたんですよね。
バイク用のシートバッグでキャスターが付いているものはこれだけです。
ゴールドウィン(GOLDWIN)のキャンプツーリング向けシートバッグ
ツーリングリアバッグ78
容量は、48~78Lの可変タイプで、横幅は480~680mmです。
上部と両サイドがオープンになるので出し入れしやすいです。
サイドポケットはないので、拡張後の横幅がほぼメイン収納の横幅になります。
680mmくらいあれば、ほとんどのツーリングテントは収納可能で、DODのライダーズワンタッチテント系も入ります。
好みの問題ですが、ゴールドウィンのシートバッグは四角くてすっきりとしたシンプルな感じです。
レインカバーが黄色なので、雨の中で目立って良いと思うか目立ちすぎて恥ずかしいと思うか・・・。
IGAYA(イガヤ)のキャンプツーリング向けシートバッグ
イガヤ キャンプツーリングシートバッグ
容量は50~64Lの可変タイプ。横幅は600~730mmです。サイドポケットがあるので、メインの収納部は横幅450〜520mmくらいだそうです。
上部と両サイドが開くので荷物の出し入れはしやすいです。
ラフアンドロード(ROUGH&ROAD)のキャンプツーリング向けシートバッグ
コンテナシートバッグ64
容量は55~64Lの可変タイプ。横幅は600~700mmです。
両サイドがスクエアパネルの成形型でできているのでしっかりしてます。
上部と両サイドがオープンになり、上面のテープを利用すれば上に増設も可能です。
ドッペルギャンガーのキャンプツーリング向けシートバッグ
キャンプツーリングシートバッグ DBT523-BK
容量は60~80Lの可変タイプ。横幅は600mm~800mmくらい?(公式サイト等に記載がないのでわかりませんが、800mmくらいはありそう)
上部と両サイドの開閉ですが、上部の取り出し口は小さいので上からはちょっと出しにくいかも。
表面がターポリンで多少の雨なら大丈夫そうですが、濡らしたくないものは着脱式の防水インナーバッグに入れて、と商品説明に書いてあるので完全防水ではないようです。
【オフロードバイクにおすすめ!】防水仕様のキャンプツーリング向けシートバッグ
シートバッグには初めから防水仕様のものがあり、防水仕様なら雨が降ってもレインカバーを掛ける必要がありません。
ちなみに、今まで紹介してきたのは防水仕様ではないシートバッグです。雨が降れば濡れてしまいますが、付属のレインカバーを掛ければバッグも中身も濡れません。
オフロードバイクでどこでもガンガン走る!という人は、晴れていても水たまりや道路が川になってて泥水がかかってしまうということもあると思いますが、防水なら泥水がかかっても中身は汚れませんし、バッグ自体も水で簡単に洗うことができます。
ただ、しっかり防水するために、取り出し口が上部のロールアップだけとか、バッグの外側にポケットやポーチがないとか、バイクに積載した状態で中身が取り出せないということもあるので、便利さでは防水でないバッグの方が上です。
突然の雨で荷物を濡らしたくない!or慌ててレインカバーを掛けたくない人、オフロードバイクに乗っていてどこでもガンガン走る人には防水のシートバッグがおすすめです。
エンデュリスタン「トルネード2 ドラムバッグ XL」
容量は82L、横幅が67×38cmです。
完全防水防塵のアドベンチャー向けシートバッグ。泥も雪も大丈夫!だそうです。
ちなみにLサイズは、容量51L、横幅61×32cmです。
ラフアンドロード「AQA DRY コンテナー」
容量75L。横幅520mmの防水バッグ。
取り付けベルトやDカンとかあるから、積載した状態で荷物の取り出しができます。
ドッペルギャンガー「ターポリンシートバッグ ツアー DBT611-BK」
防水仕様で容量55L、横幅620mm。
インナーボックスがあり、四角いボックスが荷崩れを防ぐ構造になってます。
バイクに固定するためのベルトやDリングはシートバッグの下の方に備わっているので、積載した状態で荷物の取り出し可能です。
また、上部ロールトップの上にあるフラップカバーでジャケットとかを挟めるようになってますし、フラップ自体も防水ポケットになっていて裏側に防滴ファスナーがあります。
【キャンプツーリング用シートバッグのおすすめ】まとめ
バイクでキャンプに行くためのシートバッグを選ぶときに大事なポイントは、
- 容量の大きいものを選ぶ
- テントをシートバッグに入れる場合は入る長さなのか確認する
- 急な雨で焦りたくない人やレインカバーをかけるのが面倒な人、オフロードバイクの人には防水仕様がおすすめ
です。
個人的には、ポケットがいっぱいある方が便利で好きですが、あまり無くてスッキリしたデザインになってる方が好きな人もいると思いますので、この辺は好みですね。
キャンプをすると一気に荷物が増えてバイクへの積載は大変になりますが、大容量のシートバッグがあれば大丈夫!
もしも入り切らなかったらサイドバッグやシートバッグの上に積む方法を検討しましょう。
バイクに積載しやすく、観光でバイクを離れるときやお風呂に行くときに便利なリュックになるシートバッグもあります⬇