前回の「キャンプツーリングのためのクッカー選び(種類・材質・調理別)」のつづきです。
今回は、初心者のツーリングキャンパーにおすすめのクッカー(コッヘルともいいます)について。
Contents
特に料理するつもりなし&お湯沸かすくらいのつもりの人におすすめのクッカー
料理をするつもりがない人でも「お湯を沸かす道具」は持っていくことをおすすめします。
真夏でも北海道の道東や道北は結構涼しくて、夜は肌寒くなります。
本州でも高地に行けば夜は涼しいですし。
そうなってくると、キャンプの夜に温かいものが飲みたくなるわけですよぉ。
わたしはコーヒー飲むと眠れなくなっちゃうんで(笑)紅茶派ですが、温かい飲み物で「ほへ~」っとほっこりするのが気持ちいい。
朝はやっぱホットコーヒー(砂糖もミルクもたっぷりですが、何か?)ですかねぇ(´▽`)
お湯が沸かせられればカップラーメンも作れますし、アルファ米とかならご飯も食べられますしねぇ。
カップラーメンはちょっとかさばるから非常食用としてはカップ麺のリフィルがいいですね。
お湯が沸かせられてカップ麺のリフィルを持っていれば、万一キャンプ場の周りに店がなかったとしても何とかなります。
かくいう私も、最初は「お湯が沸かせればいいや」と思ってバーナーとクッカーを買って行きました。
あまり検討せずに店頭でサクッと買ってしまったので、バーナーは今でも使えるいい買い物でしたが、クッカーはクッカーじゃなくて食器やったがな!
いや、たとえアルミの食器でもお湯が沸かせたので、わたしが使うには十分でしたけどね。
さすがに、キャンプにはまってきてご飯を炊こう!と思ったときには新しい(ちゃんとした)クッカーを買いましたが(笑)
まぁ、とにかくそんな感じで、お湯を沸かす道具は持ってくことをおすすめします。
それで、今、多少経験を積んだわたしが、あの頃のクッカーも食器もよくわかってなかった若き日のわたしに薦めたいクッカーはこれです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ステンレス ラーメンクッカー570ml リフィル用
いや、ホントにこれちょうどいいよね。カップ麺によってはちょっとお湯足らんかもしれんけど、まぁ何とかなるっしょ。
あの頃のわたし、これで十分。ってかバッチリ
まっ、あの頃はリフィルもなかったから、当然このクッカーもなかったと思うけどね。
シェラカップ
いっそシェラカップでもよかったんじゃないかとも思うわけです。
なぜなら、カップ麺もめったにしなかったから
コーヒー・紅茶を飲むのがメインでしたね。
蓋も買っとけば沸くの早いし、がんばればご飯も炊けるようになってたかも?!
値段&使いやすさからチタンではなくアルミ製をおすすめします。
ステップアップも想定するなら、スノーピーク『トレック900』『ソロセット焚』
結果的にわたしはキャンプにはまったので、『トレック900』とか『ソロセット焚』とかでもよかったかなぁと思いますが、わかんなかったしね。
安さで選ぶなら『トレック900』、コンパクトさなら『ソロセット焚』ですね。
『ソロセット焚』は、『トレック900』のなかにスタッキング(積み重ねて)収納できます。
スノーピーク(snow peak) ソロセット 焚 SCS-004
インスタントラーメンを主食にする予定の人におすすめのクッカー
インスタントラーメン派には断然これがおすすめですね。
ユニフレーム 山クッカー角型1、2、3
「1」は四角いインスタントラーメンがぴったり入る大鍋一つ。
「2」は1の大鍋と、お米1合を炊くのにぴったりな小鍋のセット。
「3」は大鍋・小鍋にフライパンのセット。
(大鍋にも小鍋にも専用の蓋があります。何気にステキなところです。)
これならサッポロ一番の四角い麺も折らずにそのまま調理することができます。
サッポロ一番の塩味はなぜか麺がのびのびになってしまっても許せるし、美味しく食べられるんですよねぇ(私だけじゃないよね?)
初めてのキャンプの時に隣でキャンプしてたおっちゃんが作ってくれたインスタントラーメンがおいしかったなぁ。
そこにたどり着くまでにいろいろあったので、とても温かくておいしかった。ありがとう。
ご飯炊くしパスタとかも茹でちゃう予定の人におすすめのクッカー
ご飯を炊くには「蓋」が必要です。
鍋とフライパンがセットになっていて、フライパンを逆さにして蓋として使うっていうクッカーもありますが、専用の蓋があった方が便利です。
炊飯中に蓋の上にレトルトカレーとか、缶詰とか載せて置けば温まるし、重しになってちょうどいいのでフライパンでもいいのですが、
炊きあがったご飯を蒸してる間にちょっとフライパンでおかず作るかってことはできません。(別に蓋代わりになるものがあればできますが)
まぁ、そんなことを想定したりすると専用の蓋があった方が何かと便利だなと思うわけです。
ということで、わたしのおすすめのクッカーです。
tent-Mark DESIGNS きこり亭のきこり鍋
先日、WILD-1で初めて見て一目惚れしました(´▽`)ステキです。
テフロン加工の鍋とフライパン、両方に使える蓋。そして黄色(かわいい)。
最近全然キャンプに行けてないのに、これ欲しいです(笑)
(テントマークデザイン(tent-Mark DESIGNS)はアウトドア用品専門店WILD-1のオリジナルブランドです)
山クッカー角型3
はい、さっきも出ました山クッカー角型。「3」はフライパンとセットになってるやつです。
山クッカーは鍋それぞれに蓋が付いてるんですよねぇ。そこがわたし的には魅力的です。
ご飯蒸らせるし、お湯沸くの早いし、ちょっと置いとくときも虫とか入らないし。それが、各鍋でできるってよくない?
なんとなく丸型の方がご飯がおいしく炊けそうなイメージがありますが、熱伝導率のいいアルミなので、角型でもおいしく炊けるみたいです。
角型だと、角の部分がお湯を注ぐのにちょうどいいらしいです。
うちではもともとフライパン『ちびパン』を持っていたこともあり、丸型の山クッカーを買いました。
何度もキャンプをした結果、「わたしはキャンプでインスタントラーメンをあまり食べない」って気づいたので
「ラーメンからステップアップして米も炊けるようになりたいかも?!」って思ってる人には、角型がイチオシですね。
ただし、山クッカーは角型も丸型も、中にガス缶は入りません。
クッカーの中には調味料とか米とかを入れてます。うちのバーナー(スノーピークの「地」)は入りますが、他のはどうだろう?
スノーピーク トレック900
蓋がありません(T_T)。フライパンを蓋として使うタイプです。
それでもおすすめしちゃうのは、ご飯1合がちゃんと炊けて、250gのガス缶とバーナーが収納できて、2138円(2015/7/5現在)という低価格!
コンパクトに収納できてこの価格は魅力ですよねぇ。
「安い」ってことも魅力ですからねぇ。「使いやすさ」で選ぶか「安さ」で選ぶか、です。
安くてコンパクトに収納できますが、縦長型なのでちょっと食べにくいです。
まとめ
今、目の前に初心者だったころのわたしがいて、「クッカーどうしたらいい?」って迷ってたら、
「とりあえず『ラーメンクッカー570ml リフィル用』を持ってけ」って言います。
初心者の頃のわたしには、本当にそれで十分でした。
(参考記事:キャンプツーリング初心者におすすめのクッカー)
その後、キャンプにはまることも考えたら、「『山クッカー角型』でもいいぞ」って感じですね。
ちょっと荷物が大きくなりますけど、長く使えます。
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