①フライシート
テント本体(インナーテント)を上から覆い、屋根となる防水性の生地。
防水加工されているので結露しやすい。
テント本体全体を覆うものをフルフライという。
②テント本体、インナーテント
薄手のナイロン生地やメッシュ素材を使った壁の役割。寝室になるところ。
フライのないテントでは、ゴアテックス素材を使うなど
防水性が重視される傾向にある。
③前室
フライシートとテント本体との間のスペース。玄関であり土間的な場所。
ブーツや荷物置き場になるので、広いほどテント内の居住性も良くなる。
雨の日などには調理場としても利用できるが、
メーカーは禁止しているので自己責任で。
風の影響を受けやすいので注意。
風上に向かって入り口を開けたらえらいこっちゃになるよ。
④ベンチレーター
テント内の換気口。湿気や熱を逃がす。
⑤張り綱
ガイドラインとも呼ばれる細いロープ。
「自在」というパーツや自在結びで長さを調整し、
テントにテンションを加えて地面に固定するための紐。風が強い時には必須。
⑥ポール
テントを立体化させるのに欠かせない骨組みとなる棒。
ポールの使い方でテントの形が分かれる。
軽くて丈夫な金属が主流。
⑦フロントパネル
ファスナーで開閉されるテント本体の出入口部分。
サイドに開くものや山形に開くものなどがある。
メッシュ生地との二重構造になっているものが多い。
メッシュパネルは換気や通気性がよく、テント内の結露防止に役立つ。
⑧スリーブ
テント本体に付いた細長い筒状の部分。ポールを通して空間を作る。
⑨フック
ポールに引っ掛けてテント本体に空間を作る。
⑩グロメット
ボール末端を固定させるためのハト目(環状の金具が付いた穴)。
ポールに差し込むためのフックが付いている場合もある。
⑪ボトムシート
テント本体の底面と底面の近い部分のこと(色が違うところ)。
防水性を持たせてあるが地面と接するので痛みやすい。
グランドシートを敷くと穴が開かず、防水性が長持ちして良い。
⑫グランドシート
テント本体の下に敷く防水性のあるシート。
テント底からの浸水・汚れを防ぎ、地面からの冷気を抑える。
専用のシートがある場合もあるが、ブルーシートでも可。
ブルーシートなどを使う場合はサイズに注意。
底面より少し小さくすると良い。フライより大きく敷くと雨が全部溜まります
⑬ペグ
テントが風などで吹き飛ばされないように地面に固定するための杭。
テントを買うと付属しているが、他にも、材質や形状、大きさなど様々なものがある。
(参考画像のテント:小川キャンパル「ステイシーST」&我が家のテント)
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