テント

テントの構造-「自立式or非自立式」×「シングルウォールorダブルウォール」

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テントはその構造によって大きく4つのパターンに分けられます。
「自立式or非自立式」×「シングルウォールorダブルウォール」の組み合わせです。

自立式vs非自立式

自立式テントとは、テント本体にポールを組んだだけでテントが立体的になり、
自立するもの。
どんな地面の上でも立体になるので、場所を選ばない。
雨が降った時、東屋(地面がコンクリートだったりする)の下とかでも張れる。
ただし、ペグが打てないと風に弱いし、前室がうまく確保できないテントもあるので注意。

非自立式テントとは、テントとポールだけではつぶれた状態で、ペグを打って固定したり、テンションをかけないと立体化しないテント。
ペグが打てないとどうにもならない。
しかし、ペグがしっかりと効けば風にも強いし、軽量で内部が広いので、居住性は良い。
地面の状況がわかっていて、ペグが効くキャンプ場にキャンプしに行くのなら
非自立式テントでも何の問題もないし、居住性も良くていい。

地面がわからない初めてのキャンプ場や、行き当たりばったりの旅に出る場合、自立式テントがおすすめ。
どんな場所でも設営できることはもちろん、雨が降ったら屋根のあるところの下(たいていはコンクリートなどペグが打てない地面)でも設営できるので、
臨機応変に対応できる。

シングルウォールvsダブルウォール

シングルウォールテントとは、テント本体のみで、フライシートがないテントのこと。
テント内部と外部を隔てる「壁(wall)」が1枚しかないので、シングルウォールテントと呼ぶ。

テント本体に防水透湿性素材を使用しているので、フライを必要としないが、雨が降っていると、入り口開けたら雨がテント内に降り込む。
防水透湿性の生地は若干重いが、ダブルウォールと比較すると、軽量でコンパクトに収納できる。
雪山ではメジャーな存在らしい。
ただ、春夏に普通に使うと、結露が起こるのがちょっと難点。

ダブルウォールテントは、フライシートがあるテント。
テント本体とフライシートで、「壁」が2枚ある。

壁と壁の間、テント本体とフライシートの間を「前室」といい、ブーツや食器、荷物を置いたり、雨の日には料理をしたり、とても便利。

フライシートが半分のモデル(ハーフフライ)と
下まであるモデル(フルフライ)がある。
半分では、雨が降ったらテント本体が濡れてしまうし、前室に置いてあるものも丸見えで無防備なので、フルフライのモデルが良い。

春夏秋のスリーシーズンがメインで、荷物の多いキャンプツーリングには、
ダブルウォールがおすすめ。
何より、前室が便利。

シングルウォールでも工夫して小さな前室を持つモデルがある。
最低でも、ブーツが置ける前室は欲しい。

自立式、非自立式に、それぞれシングルウォールとダブルウォールがあり、4つの種類に分類することができるが、自由気ままなバイク旅には、「自立式×ダブルウォール」がベストだと思う。
(ドーム型テントやAフレーム型テントがこれにあたる)
どこでもテントが張れ、前室も利用し、臨機応変な対応ができる。

他のパターンに比べ、居住空間のわりに重く、収納も大きくなるが、バイクの旅は、自分でテントを担いで移動するわけではないので、小さいに越したことは無いが、それほど大きな問題でもない。
バイクに積めるサイズならOKだ。

前室付きの「自立式×シングルウォール」は、ダブルウォールより軽量&コンパクトになり、設営も簡単だが、結露の問題が・・・。
サッと張ってサッと撤収したい人には向いてます。

ツーリングテントを「自立式or非自立式」×「シングルウォールorダブルウォール」で図にしてみました。
各タイプ、他にも該当するテントはあります。
特に「自立式×ダブルウォール」はたくさんのツーリングテントがありますよ。

 

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