ポールの組み方(使われ方?)によって「○○型」と種類が分かれたりもします。
ツーリングとしてよく使われるテントは、次の3種類です。
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ドーム型テント・・・オススメ。
2本以上のポールをクロスさせ、張力で自立させたインナーテントにフライシートをかけて設営するテント。
どんな地面でも立ち上がるので、場所を選ばず立てやすい。
コンパクトに収納でき、種類も豊富。
フライシートがないもの、ハーフフライ、フルフライのものがある。
フライがないモデル(シングルウォール)は、設営が早いが結露しやすく、
前室がないorあっても狭い。
ポールとテント本体の組み立て方には、スリーブ式とフック式がある。
(スリーブとフックを併用しているテントもあります。)
スリーブ式
細長い筒状になったところ(スリーブ)にポールを通して組み立てる。
組み立てやすいが風に弱いので、強風下では組み立てにくい。
(先にテント本体をペグダウンできず、ポールを通した時に風に煽られる)
ポールをスリーブに差し込む時、生地を突き破らないように注意。
フック式(吊り下げ式)
テント本体についているフックをポールに引っ掛けて組み立てる。
フックを一つ一つ何個も引っ掛けるのは少し手間だが、
強風下でも風の影響を受けずに張ることが出来る。風が強いときは、
最初にテント本体の四隅をペグダウンしてからフックを取り付けると
これらがドーム型テントです。他にもたくさんあります。
Aフレーム型テント(三角テント)
短辺側から見るとポールが「A」(三角形)のような形をしているテント。
フレームにテント本体を吊り下げるだけで簡単に設営できる。
モンベルの「ムーンライト」がこのタイプの定番モデルで有名だが、名前の由来は“月明かりでも設営できる”から。
それほど設営しやすいテントということ。
防水性・通気性に優れているので結露せず、風にも強い。
ただし、ちょっと狭い。しかも、狭いわりにちょっと重いのが欠点。
1型、3型もツーリングに向いたサイズですが、1型は一人用でだいぶ狭いので2型か3型がおすすめです。
参天(ワンポールテント(シェルター)、ティピー型テント、三角テントなど呼び名いろいろ)
本体の中央にポールを立てて、ペグを打って設営するテント。
床面積が広く、中央部の天井が高い。
しかも、軽量・コンパクトに収納できる。
床がないので換気がよく、靴を履いたまま出入りできるので、脱ぎ履きが面倒なブーツを履いているライダーには向いているのかもしれない。
床は地面なので、グランドシート的な(ピクニックシートでもいい)ものを敷くか、コット(簡易ベッドみたいなもの)を使用した方が良い。
虫が入ってくることと、ペグを打たないと自立しないこと(非自立式)が欠点。
(非自立式はペグが打てる場所でないと設営できない)
別途、蚊帳があるモデルもあるので、それをつければ虫は防げるが、靴を履いたままの出入りはできなくなる。
ペグが効くとわかっているキャンプ場に行くなら楽しそうなテント。
蚊帳を付けるかどうかが悩ましいところですが・・・
Aフレーム型テントもこの三角テントから派生して進化したみたいです。
そこそこラインアップもあります
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